左岸

左岸

左岸


最終章でやっと救われたのかなぁ。基本的に焦らし過ぎ。ここ何年かのM-1決勝での「笑い飯」なみの「スロースターター」っぷりで、個人的な感想としては全く満たされなかった。「冷静と情熱のあいだ」のイメージが良すぎたか、自分の感性が腐ってるのか、たぶん両方ですね。あー、でも茉莉さんの旅人的な人生は羨ましく、参考にもなる。で、文学とか全くわかりませんが、同時代に微妙な関係性を保持しながら生きながらえる二人の時間の流れを、双方の視点から別々の作品として描写する、ってのは割とポピュラーな手法なんでしょうか。他にもあるなら読んでみたい。あ、blogとかって、そういう使い方を想定してる???活用できてないなー。とりあえず、期待しないで右岸も読んでみます。