乳と卵
何となく食わず嫌い(読まず嫌い?)で遠ざけていた川上未映子さん、とあるPodcast「人生に、文学を。」に登場されてたんですが、その眩いばかりの存在感に魅了されてしまい、西原町立図書館で手にするに至り。
読み始めは自由すぎる文体に困惑しつつも晩酌のお供に読み進めれば、ストーリーを追いかける責任感から早々に解放され、気が付けば目の前でひたすら繰り広げられる高度な言葉遊びに身を委ねるのみ。
あっという間に読み終わり、今度は、Podcastで語られていたテーマに思いをはせながら全体のメッセージとの関連付けを楽しみながら2周目を満喫。
いろいろあった2020年の、冬休み初日に(自分的には)ふさわしい1冊でした。
英語版が海外でも高評価みたいだけど、これどんな風に英訳されてるんですかね、夏物語と合わせて近々よみたいところ。