なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか? ~行動のための自己変革トレーニング~ (だいわ文庫)
なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか? ~行動のための自己変革トレーニング~ (だいわ文庫)
- 作者: 笹氣健治,堀之内高久
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/12/09
- メディア: 文庫
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【この本を手に取った理由】
みなとみらいのTSUTAYA(スタバ併設のやつ)の2F中古コーナーに立ち寄ったときに105円という値段に惹かれて購入。
長いこと先送りを得意技としてきた私ですが、その理由が105円で手に入るなんて凄い時代だなぁ、というわけで藁にもすがる(?)気持ちで。
【サマリー】
すぐに行動に移せない人向けのアドバイス本は色々あるけれど、言い方は色々ありながら結局「がんばれ!以上」みたいな本ばっかりで嫌になっちゃいますよね、というところから始まる本書。
(人それぞれ異なる)先送りしてしまうメカニズムを解き明かし、思考/感情/行動それぞれのレベルで具体的に改善策を提案してくれています。ワークシートも付属しているので、それなりに答えは見えてきますよね。あとはやるかやらないかだけ、なんだけど。そりゃ最初から、やるかやらないかだけなんですけどね。
そうは言っても先送りせざるをえない場面もあるじゃん、と思ってたら、ちゃんと「おわりに」のところに「先送りして悩んでいることが問題なのであって、先送り自体はさほど問題ではない」とありました。結局は、ちゃんと日々のタスクに真摯に向き合えるかどうか、ですよね。ほったらかしにすることと、ボリュームを把握した上で先送りをするのとでは、全然違うと。そういう当たり前のことを、どれだけ積み上げられるかですよね。。。
【メモ】
- P.46 「成功しなければならない」「うまくやらなければならない」と思うあまり、「本当にうまくできるだろうか?」「失敗したらどうしよう?」という不安や恐怖の感情を抱えてしまうのです。もしくは、「うまくやるために(失敗しないために)しっかり準備をしてから、後でゆっくりやろう」と考えて、行動を先送りしてしまうことになります。
- 耳が痛すぎる。。。
- P.58 先送りしがちな人の思考/感情パターン
1.完璧をめざしすぎてしまう
2.効率を求めすぎてしまう
3.結果を怖がりすぎてしまう
4.もともとニーズが無いことをやろうとしている
5.自分の可能性を狭くすることを恐れている
- P.95 信条体系は、うまく機能すれば理想の結果を得るための推進力となる反面、不都合に働いてしまうと行動の妨げになります。だからこそ、先送りしているときは、自分の中にどのような信条体系があって、それがいかに不都合に働いているのか自分自身で気付くことが、先送り解消の第一歩となるのです。
- P.129 不満を解消する方法
プロセス1:不満の感情を言葉にする
プロセス2:不満の原因を明確にする
プロセス3:期待やこだわりを把握する
プロセス4:期待やこだわりを見直す
- P.145 理想の状態を考えていくと、気持ちが前向きになって、行動しようという気になるのではないでしょうか。問題の原因を解決しようとすると、何かイヤなことをやらなければならないときのように、後ろ向きの気持ちになってしまいがちです。逆に理想の状態を考える際には「そうか!こうなるためのやり方を考えればいいんだ!」と、楽しいことを考えるときのように前向きな気持ちになってくるものです。
- P.146 自問によって理想の姿を導き出す
1.どうなったらいいだろうか?
2.理想の状態が100点だとしたら、今の状態は何点だろうか?(0点の場合、理想が高すぎてfitしていない)
3.今までにどのようなことが役だっただろうか?
4.今、自分に出来る「はじめの一歩」は何だろうか?
- P.156
もし、私が○○できる(○○する)人だったとしたら、何を考え、まず何をするだろうか?」