久々のんびり金谷港
先日の地震以来、なぜか寝室から布団を運んできてリビングで寝てます。別にこれで避難しやすくなるわけでもないと思うんですが、まぁなんとなく。都度布団の上げ下げは面倒なんだけど、息子の翔太郎さんが立派にお手伝いしてくれるの見ることができるのは幸せなことです。
だが、いつも雑作業をしているリビングを占拠されてしまうので必然的に寝るのが早くなる。で、起きるのも早くなるということで日の出とともに目覚める日々。
今日(日曜日)は、早朝に噂の巨大月を確認してそのまま起床。あまり意味のない読書メモをinputしたり、不自然な時間に仕事のメールを返したりしながら6:30AMからの読書会セッション開始を待つ。この日は下記の4冊。
- 伝わる!文章力が身につく本
- ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ
- 企業参謀
- 3週間続ければ一生が変わる
1時間で4冊は多すぎるんだけど、いつもどおりゆるーく終了。続けることに意味があるのさ。
で、景気づけに寿司でも食いに行きたいねという話を金曜ぐらいからしてたんですが、近場で雛鮨か、三崎からの城ヶ島コースか、久里浜からフェリーで金谷いくか、ぐらいの選択肢。
羽田集合で日本海側かあるいは函館あたりまで飛行機で飛ぶくらいの景気よさが欲しいんですが、子連れでは思い通りに動けないところもあるわけで。
結局、11時過ぎに横浜駅集合で久々の京急乗車。三崎口行きに乗り込むも久里浜下車でバスに乗ってフェリー乗り場へ。タイミング悪く、次の出港は50分後とかでしたが日当たりの良いラウンジでビール飲みながら無駄口を叩く。幸い、子供も昼寝だったので静かに過ごせました。
なんかすごい気持ちよい時間だったなぁ。いつも張り詰めているというわけでもないんですけどね、久々にリラックス。花粉におびえながらも暖かくなってきたしね。春っぽいしね。年度末処理も片付きつつあるしね。
ほろ酔いでフェリーに乗り込む。目覚めた子供を連れて甲板へ上がる。画に描いたような平和な風景ですが、果たして対岸の寿司屋は空いてるのだろうか、という一抹の不安が心から消えない。いまさら電話して確認なんて、しない。
明らかに人の量も交通量も少ない金谷港でしたが、幸い寿司屋は開いてました。というかガラガラに空いてました。ほぼ貸し切り。さんざん食べて、日本酒とかもつけちゃって。
温泉でも入っていこうかと思ってたんですが、風が強まり船が戻れないかもとか、満腹すぎて眠かったりとかで早々に帰りの船に乗り込む。ほんと、メシ食いに来ただけですわ。
久里浜のフェリー乗り場から駅まで歩く。2kmないくらいでしょうか。この道を歩くのは初めてじゃないけど、知らない街を歩くのはやはり楽しい。子供が元気すぎて大変でしたけどねー。
横浜で買い物でもして帰ろうかと思ったら、節電やらで店は結構はやく閉まってましたね。さみしいけど、こっちのほうが普通だろうな。
ちなみに、金谷港の寿司屋船主は通い始めて10年近くですが、食べログの評点が異様に低いですね。贔屓にしてるので少し残念ですが、ツアーの観光客が来るようになったら質の低下は避けられないでしょうしね。
仕事は楽しいかね?
- 作者: デイルドーテン,Dale Dauten,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
- 購入: 94人 クリック: 1,676回
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言うまでもなく、その後で出版されてる本に内容を上塗りされてるタイトルの代表的な1冊なわけで今さら感バリバリですが、やっぱりオリジナルの面白さってあるんですね。
とにかく試しまくること、日々変化すること、偶然を見落としていること、等々。老人との対話を通じて、こんなに分かりやすくて実践しやすいように書かれている。しかもそれなりに売れている。にもかかわらず、この本で人生を変えることができた、という人には会ったことがない。人間なかなか変われないものなんですね。まぁ、自分もそうなんだけど。
ちょっと観点が違うけど、広く浅く生きるのか、特定の専門領域に可能な限り深く根を張っていくのか、といったテーマを思い出した。というか、むかし指導教授にコロコロと目先を変えることを良くないと指摘され、結局それに逆らってそこを飛び出して見事に失敗して、割と後悔してたり相変わらずだったりしてた自分が少し救われた気がした。やりたいようにやろう。
ライフログ的な収穫としては、「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」というフレーズ。漠然と過ごしてきた人生も、記録さえ取られていれば、それをランダムにフィルターするだけで結構面白い視座を得ることが出来る、と。素晴らしい。
メモ:
- P.38 「たいていの人は、マンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定する。だけど、いいかい。今日の目標は明日のマンネリなんだよ」
- P.49 頭にたたき込んでおいて欲しい。何度となく”表”を出すコインの投げ手は、何度となく投げているのだということを。そして、チャンスの数が十分にあれば、チャンスはきみの友人になるのだと言うことを」
- P.61 事業も仕事も、世の中のほかのすべてのことと同じだ。つまり、偶然の連続だってこと。多くの人が”計画通りの結果になるものはない”という使い古された決まり文句にうなずくのに、相変わらず大勢の人が計画を立てることを崇め奉っている。計画立案者はもっと少なくて良くて、まぐれあたり専門家こそもっとたくさん必要なのにね」
- P.84 他人を凌ぐ人物になるための2つのルール。適切な時とか完璧な機会なんてものはないということ。これは、この場でただちに始めるということ。もう1つはパッと浮かぶ考えはたいてい使い古されたものだし、パッと浮かんだわけではない考えの多くもやっぱり使い古されたものだと言うこと。
- P.88 ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。完璧とは、ダメになる過程の第一段階。
- P.106 ウォルト・ディズニーが仕事の秘訣を問われて「ものごとを見事にやることだと。もう一回それを見るためならお金だって払う、と言われるくらい見事に」
- P.112 「この競争でだれが勝利を収めるか?だれも。これは全員が負けるゲームなんだ。そこで、新しいゲームをする必要がある」
- P.127 実験的に3つを同時にやったことで、客として来てくれそうな人たちにホーソーン効果がもたらされた。客は店で何か起きているぞと気づいて、確かめたくなったんだ。
- P.144 人並みでしかない跳躍力は、フォスペリーの敵だった。その一方で友達でもあった。
- P.147 困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。試すことは、一つ一つが世の中への問いかけだ。答えというのは、一つ一つが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。君の仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから。
- P.157 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
- P.167 この事務所では、だれかがへまをやらかしたら必ず別の誰かが「ポストイットを思い出せ」と叫ぶんだ。するとみんなが、一つの事業にまで発展したスリーエムの不完全な接着剤のことを思い出し、何か役に立つことが思いがけず見つけ出せないかとその過ちのことをじっくり検討し始める。