3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉


今まで読んだ自己啓発系の本の中では聖書をのぞいてベストな感じ。難解すぎず、軽すぎず、シンプルで続けやすそうな切り口、適度にストイックな点がまた素敵。


これからも継続的に読んでいきたい一冊。なんてことを良く書いてますが、この本に限らず、いつか読み返す機会というのがなかなか作りづらいのが現実。


とくに痺れたのは「1ラウンドしかプレイできないのだから、人生のフェアウェイを歩いていく時は、バラの香りを嗅がなければならない」との至言。


全体を通して、こんな感じの絶妙な例え話/引用にもうメロメロです。


せっかく感銘を受けた101の英知も、自分の日常にビルトインできなければ全く意味が無い訳で、習慣化する仕組みを考えて、実践していかないといけない。


101のチェックリストを作って定期的に達成度を確認、なんていうのは非常に簡単だけど自分ひとりでは難しいかな。家族や友人や同僚と話し合えるようなのは良さそうだけど、何トリガーで入っていくのかちょっと悩ましくはある。


とりあえず会社の打ち合せ卓に、いくつかの英知が書かれたカードが貼られた卓上カレンダーを置いといて、意識したり仲の良いお客さんとお話してみたりしようかな。


めも:

  • P.21 道は待つことではなく、歩くことによってできる、という事実を忘れているのです。


  • P.53 早起きしようとしたけれど、つらいので7日であきらめたというのは、フランス語のレッスンを始めたが、7日経ってもしゃべれないのであきらめた、というようなものです。


  • P.57 わたしたちはみな、一人一人の山頂をきわめ、日々の難局を征服する為に”プラチナの30分”の間にもう一度ベースキャンプを訪れる必要があるのではないでしょうか。


  • P.85 心配事だけにあてる一定の時間をつくることをお勧めします。夕方の三十分がいいかもしれません。その心配事にあてる時間中は、悩みにどっぷりとひたり、困難についてくよくよ考えてもいいでしょう。中略。一日のその時間以外のときに心配したくなったら、心配ごとをノートに書き留めておけば、つぎの「心配休憩」にもちこすことが出来ます。


  • P.116 わたしが引用句を使うもうひとつの効果的な方法は、一日のうちで必ずみる場所に貼っておくことです。たとえば、バスルームの鏡、冷蔵庫の扉、車のダッシュボード、etc
    • 結局、見慣れてしまうと可視性が下がるので、そうならないための工夫をしたいところ。たとえば、みる場所に貼っておくのをメモ書きのPostitではなくiPodTouchにして、そこに可変的にメッセージを配信するとか。あるいは、その内容に対するフィードバックを記録するI/Fとして活用したりしたい。


  • P.186 自分の周りにあるものが、わたしたちの気分、考え方、夢をかたちづくる。だからわたしは、小さな家のすべての部屋を、新鮮な花束で飾っています。すばらしい環境は出費ではなく投資である、ということ。
    • ガジェット系への投資を正当化してくれそうで素晴らしいw


  • P.213 ささやかなことを楽しむ知恵をもってください。そういったものがもたらす最高の思い出は、多大なエネルギーをついやして追いかけているどんな物質的なおもちゃより、あなたの人生に価値を与えるでしょう。


  • P.225 相手が要点を述べた後で、すぐにあなたの意見をいうのではなく、今聞いたことをじっくり反芻してください。たとえば「念のためにおききしますが、〜ということでよろしいですか?」と、誠意を持って聞けば、日々の生活で出会う人々ともっと親しくなれるでしょう。
    • 「なるほどなるほど、それって、〜みたいな感じですか?」とか上手に聞けるようになりたいものだ。


  • P.249 父はよく食卓をまわって、その日あらたに学んだことを話すようにいいました。あるいは、シャツのポケットから新聞の切り抜きを取り出して、その記事に関して活発な議論をするようにうながしました。
    • 子供が話せるようになったら、やりたい。その日に向けて時間をかけてネタ帳を用意したい。


  • P.252 帰宅する前にリラックスする時間を何とかつくり、回復と充電の機会にあてて、家族に挨拶するときは、家族が望んでいるあなたになるようにしてください。
    • これは確かに大事だなぁ。すくなくとも奥さんに対しては仕事とかその悩みを持ち帰った表情で「ただいま」と言っていることが多いような気がする。これはいかん。一方、自分の父親が帰宅した時の顔を思い出すと、無理矢理でも笑顔だった気がする。偉大だなぁ。


  • P.272 あなたがたのなかでしあわせになれるのは、どうしたら人類に奉仕できるかを模索し、ついにそれを発見した人々だけである
    • どう考えたって、時代はMastery for Serviceですよね。


  • P.276 1ラウンドしかプレイできないのだから、人生のフェアウェイを歩いていく時は、バラの香りを嗅がなければならない。



P.281 簡単に言えば、人生の目的とは目的のある人生を送ることなのです。