COURRiER Japon 2011年3月号
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 雑誌
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今号の特集、「才能がある人」はここが違う、というタイトルに惹かれて購入してる時点で自分って才能は無さそうだし才能を身につける素養も無さそうな感じもしちゃうのですが、相変わらず定期購読に踏み切れないクーリエジャポンです。
いつも特集系よりも海外メディアの普通の記事が面白いよなぁ、なんて感じてしまうのは、それだけ内向きな国家に存在しているということかもしれませんね。あ、私たちがですけどね。
メモ:
- P.25 特定の集団がある競技で活躍できるかどうかは、その集団に所属する人たちが競技に対して持っている共通の意識によって決まる、という説。ラグビーに興味を示さない米国人がいて、ラグビーの弱い米国がある、みたいな。
- 当然スポーツに限らないわけですよね、示唆的だ。勝間さんの翻訳だからといって遠ざけるわけにはいかないですね、マルコム・グラッドウェルさんの「天才!成功する人々の法則」をちゃんと読んでおこう。
- P.50 こうしたネットワークの弱点は、組織の活動目的が人をおびえさせたり、アッと言わせたりすることだったら、それほど目立たない。だが、体制を変えることが組織の目的であり、戦略的に思考しなければならないのならば、それは大問題になる。強力な社会的権威に立ち向かうためには、組織の構造はヒエラルキー型でなければならないのだ。
- ソーシャルメディア的なつながりにおいて、人々を集団に結びつける力は相対的に弱い、という言われてみれば当たり前の話。でもまぁ、より強い繋がりのきっかけになりえるので、それはそれでいいと思うんだけどなぁ。
- P.61 スイスのツークに登記している企業は、スイス国内で発生した所得にしか税金がかからない。州税は8.8%と他の州より安く、スイスの連邦税8.5%から控除できるため実質的には州税はほぼゼロにちかい。非難の声もあるが、税率が引き上げられても秘密主義。
- P.72 近未来アート都市としてのUAE。グッゲンハイム美術館、ルーブル美術館、パフォーミングアートセンター、ザイード国立美術館、海洋博物館。どれもスケールが桁違い。
- P.92 義務教育や職業訓練などよりも、幼児教育に投資したほうが少ない金額ではるかに大きな効果を上げられることがわかった。義務教育が無駄なわけではないが、仕事や社会生活で必要なモチベーションや協調性、集中力、適応力といったものは幼児期にほぼ決まってしまうと考えられている。
- P.97 昆虫や植物の天敵戦略から学ぶ。噴射/カミカゼ戦法/大物を呼び寄せる。大物を呼び寄せる作戦は、タバコの葉がスズメガの幼虫に食べられるとGLVsという揮発性の物質を分泌し、スズメガの天敵オオカメムシを呼び寄せるなど。
- P.117 トランスメディア界のモーツァルトが誕生するでしょうね。メディアプラットフォームの一つ一つが楽器であるかのように、交響曲のような物語の世界を築き、それぞれのプラットフォームの特性を活かして、私たちが見たこともないような何かを作り出すのでしょう。