湯回廊菊屋

引越やら何やら、このところ落ち着かない週末が続いてまして、
しかも今年はお盆休みも無かったもんで、たまには休もうと温泉系。


中国から戻ったばかりの奥様と向かったのは修善寺の湯回廊菊屋。
もちろんお邪魔するのは初めて、というか、
そもそも修禅寺自体はじめてな気もしますが、
さすが創業360年。外見的にも良い味だしてます。




中身のほうも、チェックイン後に外へは一歩も出たくなくなるほどの快適さ。


チェックインは別室に通されて、冷たい飲み物とお茶受けを頂いてから。
部屋は天井の高さも含めて今時な感じに改装されてる。
貸し切り露天風呂なんか3回も入っちゃった。
そのせいか、なんとなく体からも檜の匂いがしてきちゃった。
風呂には、珈琲牛乳が飲み放題で設置されてた。5本は飲んだ。
古びた中庭で迎える日の入りに至上の喜びを覚えた。17時のチャイムが物悲しい。
夜食用のラーメンは無料にしては美味しかった。1杯ずつ手作り。
夕食朝食ともに、それなりに手の込んだレベルだった。十分かと。
地酒はイマイチだった分、飲み過ぎなくて良かった。飲み過ぎると忘れがち。
部屋に置いてたパジャマの着心地が最高ですねって話を仲居さんにしたら、
帰りに2セットくれた。さっそく家で着てる。
ファシリティもサービスも満足いくレベルでした。


持ち込んだ3冊の本が全て期待外れだったことさえ
忘れさせてくれましたからね。素晴らしい。



この宿の常連さん(の1人)だった夏目漱石の言葉。

世の中に 片付くなんてものは ほとんどありゃしない。
いっぺん起こったことは いつまでも続くのさ。
ただ色々な形に変わるから、
自分にも(他にも)解らなくなるだけのことさ。



どうも最近、必要以上にセンシティブだ。
まぁ、そういう自分も大切ではあるのだ。時には。