人生を変える 朝1分の習慣

人生を変える 朝1分の習慣

人生を変える 朝1分の習慣


出来る範囲で家庭内の育児活動にも参加してたりするのですが、ただでさえ生産性の低さに自信のある私が2歳児の相手をしているもんだから、やるべきことの片づかなさと言ったら目もあてられない状況でございます。


(自由に使える)ある程度まとまった時間が欲しいというのは叶わぬ思いだとしても、本書にあるような「朝1分」であれば、さすがに何とかなってしまう。


途中から1分とは関係ない話になったり、相矛盾する主張が混在していたりはするものの、結局だれの人生だって目の前の「1分」の積み重ねだよね、というのはシンプルだけど非常に素敵。悩んだり迷ったりしながらも、目の前の一分だけは懸命に生きていきましょう。


ちなみに、帯に「世界一の男をプロデュース」と書かれていたのですが、その世界一の男というのを私は全く存じ上げておりませんでした。まぁ、世界一が有名とは限らないか。


【この本を手に取った理由】
とくに積極的な理由は無し。ライフハック系の定期インプット。子供が昼寝したタイミングで喫茶店に入れたので、横の本屋でさっと手に取りました。(内藤さんの「いつも忙しい時間貧乏をやめる7つの方法」と一緒に買いました)


【サマリー】
「いつもの朝をちょっとだけ変えれば、あなたの人生上り調子。いつもの朝の、いつもの1分を、ちょっと変えてみませんか」という本書の主張。


1分、という時間は「たった1分」かもしれないけど、長い人生も「たった1分の積み重ね」でしかないわけで、目の前の1分を大事にするだけでも、ぜんぜん違う人生になるんですよね。具体的には、朝の1分間でこんなことをやってみるといいですよ。ていうか、何時間も歯を食いしばって頑張れ!とかいってるわけではないし、1分ぐらいなら誰でも頑張れるでしょ、って感じです。


同時に読んでいた内藤忍さんの本も時間管理系で、メッセージとしては似た部分もあるのですが「1分」という部分にこだわったことで、また違う伝わり方になって面白い。


【メモ】

  • P.24 朝めざめたらベットの中で「ぼんやりとでいいから、その日1日の成功をざっくりとイメージすること」「成功を先取りしていまう」


  • P.68 リフレーミングを家族で行う(ex.グッド&ニューゲームとか)。24時間以内に起こったいいことや新しいことを発表することにより、たとえ過去24時間以内に悪いことが起きていたとしても、その24時間がいいことのフレームに置き換えられ、プラスの気持ちでスタートできるというわけです。中略。ポジティブな気分を得られると共に、家族の近況や悩みを知ることができるとても大切な「1分」となるはずです。


  • P.78 毎朝、体重計にのり、その日の食事をイメージする。


  • P.80 最初の1分は、ただシャワーに打たれる。大切なのは、最初の1分です。このときは何もせず、ただシャワーに打たれてください。滝に打たれるようにシャワーを浴びるのです。


  • P.118 今日の目標を3つ決めて宣言する。中略。目標を宣言すると、達成に必要な情報が自ずと目に飛び込んでくるようになるのです。


  • P.122 気持ちの良い挨拶をして運を引き込む。中略。朝の挨拶は、普段あまり話さない人とも堂々と接点を持てる大切な場です。


  • P.152 非常識な発想は、ときとして、成功するための常識なのです。中略。非常識な発想をした瞬間、いわゆるフツーではなくなります。つまり独自性をもって発想することが出来るのです。


  • P.156 決断は、1分だけ本気で考えればいい。迷う時間と決定する時間とは別なのです。1分だけ本気で考えたら、それでおしまいにします。このとき考えるのは、どうしようかな、ではなく、これから下す決断によって起こることの想定とその対処法です。起こりうるリスク、事象を踏まえた上でこの決断で良いか検証し、最終結論を導き出していきます。決断が速くなると、自由な時間が増えます。決断が速まった分だけ、おこす行動も速まり、当然結果も速く出ます。更に余った時間を次の決断に使えるため、次の結果も速くえられ、またその次に移る、の繰り返し。つまり同じ1日でも、1つの結果しか得られない人もいれば、複数の結果を得られる人もいるわけです。決断の速さは、生産性に大きく影響すると言えるでしょう。


  • P.194 すべての成功は他人によってもたらされていることを悟る。多くの人に支えられ、はじめて成功できるのです。