COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 05月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 05月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 05月号 [雑誌]


緊急特集として「東北関東大震災を世界はどう報じたか」。内容的には事前にインターネットなどで掴んでいたけど日本語で紙にまとめられているものの読みやすさってのは、やはりありますね。


震災以降、世界中から届くエールには本当に心を震わされる。日本にいる自分より、海外のみなさんのほうが当事者意識が高いような気がするのは大変に由々しき事態であると言わざるを得ない。


メモ:

  • P.40 韓国の大企業が英語能力にこだわるのには理由がある。韓国は人口が約4900万人ほどと国内マーケットが狭く、企業が成長するには世界進出せざるを得ない。そのため自然と、英語能力に長けた人材が求められるのだ。


  • P.43 やがて彼女は、大学の専門科目の授業に出なくなった。TOEFLやGREの試験勉強を中心とした生活を送るようになったからだ。
    • だったら最初から大学いかなきゃいいんじゃないのかね。


  • P.57 途上国投資のリスク。市民革命という美名の裏で起きた外資企業を狙った略奪は、途上国ビジネスにつきまとう政治リスクを、中国や韓国の企業が改めて考える機会となったはずだ。


  • P.64 シベリアの若者は、ロシアの首都よりも距離的に近く、安く行ける中国に親近感を持っている。満州などで街の発展ぶりを目にすると、自分がロシアに住んでいることが恥ずかしくさえなるという。


  • P.86 ミッテルシュタントは「中小」という単なる企業の規模を示す言葉ではなく、企業の哲学も表している。ミッテルシュタントには、細部への注意、慎重な財政運営、上司と従業員の協力関係といった価値観がある。
    • ドイツ経済がそんなに調子いいなんて知らなかった、いかんなぁ。


  • P.94 「私たちの鮮烈な視覚的経験は、著しい認知的盲目を覆い隠している」たとえば記憶。記憶は時間の経過とともに薄れ、信念、欲求、関心などによって歪められてしまう。
    • その歪みは必要なものかもしれないけど、それを補正するライフログの活用とか当然のように気になる。