新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ
新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ
- 作者: 猿田佐世
- 出版社/メーカー: 集英社クリエイティブ
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: 単行本
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■いつどんな風に読んだか
西原町立図書館で借りてきて、ホテルでまとめ読み。
@リブマックス アムス・カンナリゾートヴィラ
■内容に関するコメント
「それおき」=「それってどうなの 沖縄の話」というPodcastで、語り口ふくめ結構衝撃的だった猿田佐世さんの著書。
それこそ、「それおき」リスナーからすれば、内容的にはおさらいっぽくなりますが、でも耳で聞いていたことが文章にまとめられていたり、もう少し背景については深堀できたりと満足な内容でした。
基地の移設について論じる前に、そもそも論というか沖縄に駐留する海兵隊が何もので、どんなミッションを持った組織であるか、といった基本的な知識をインストールしておかないと、正しい判断や行動の方向性を見誤りますよね。そういった前提がいまだに共有されないのは、誰かがそのような状況を演出したいことと、市民社会の成熟度の低さ故、ということになるのでしょうか。
ロビー活動の実際やワシントン拡声器、対中関係での活動状況など興味深い内容もりだくさんで、国際関係分野で活動したい方には早めに一読をオススメしたい一冊です(って誰目線か?w)。