中村貞裕式 ミーハー仕事術
- 作者: 中村貞裕
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/07/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【この本を手に取った理由】
前回に引き続き、電子書籍を消化してoutputするトレーニングの一環。徐々に、コツが掴めてきた。
正直、内容はどれでもよかったw
ミーハーという釣り言葉はどうかと思いましたが、帯の著名人推薦コメントに押されて購入。
【サマリー】
流行に疎くて中村貞裕さんのお名前すら存じ上げていなかったのですが、billsとか、CLASKA、堂島ホテル、などなど彼が手掛けたプロジェクトの名前を出せば、あー、あれね、となる。いわゆる流行仕掛け人みたいな方なのでしょうか。
その方の仕事術を「ミーハー」という切り口で解き明かしていく本書。
スペシャリストかジェネラリストか、というどうでもいいような議論を、スーパーミーハージェネラリストという言葉で上塗っていく、いよいよ真剣に本を閉じたくなるような論調なのですが、それでも結果を出している人の言葉には迫力があるというか、何というか。
目次:
CHAPTER1 「ミーハー」を武器に仕事をするとは?
1 「ミーハー」を武器にする
2 「100×1」=「1×100」
3 「知らない」を認める
4 ミーハーをブランドにする
5 ミーハーな性格を生かす
6 得意なことからはじめる
7 得意なことをお金に換える
8 人を巻き込む
9 「看板」を利用する
10 一番を目指さない
11 海外からヒントを得る
12 体感させる
13 「情報力」×「人脈」でオリジナルの仕事をつくる
14 スーパーミーハーを目指す
CHAPTER2 「ミーハー」という武器を磨く22の方法
1 リアルを大事にする
2 1時間立ち読みをする
3 インプットしたらすぐアウトプット
4 0・5歩先の情報を発信する
5 『◯◯の基本』という本こそ買う
6 何でも面白がる
7 新しい店・流行りの店には必ず行く
8 恥ずかしがらずに王道を選ぶ
9 2カ月に1回は海外旅行をする
10 貯金をしない
11 人に甘える
12 旬な人を知る
13 パーティーを企画する
14 忘れられない努力をする
15 戦略的な見た目をつくる
16 断らない
17 仕事をつくる
18 仲良くなりたいと思わせる
19 特定の色に染まらない
20 年上・年下の人脈をつくる
21 独占しない
22 寝るとき以外はオンでいる
CHAPTER3 「ミーハー」仕事術
1 マーケティングをする
2 フックをつくる
3 キャスティングをする
4 流動的なチームをつくる
5 スタンバイ状態をつくる
6 ファミリーを増やす
7 人を嫌わない・嫌われない
8 軸を持つ
9 カラーを出す
10 拡散する
11 ブランドにする
12 トレンドをつくる
13 ライフスタイルを発信する
【メモ】
- P.87 立ち読みするのは、『フライデー』『CanCam』『週刊現代』『BRUTUS』『Pen』『東京カレンダー』『Hanako』『LEON』『女性自身』……などなど、それこそ手当たり次第。なぜこんなことをしているのかと言えば、 そこからあらゆるジャンルの情報を得るのと同時に、情報の「最大公約数」を知るためだ。中略。要するに、複数の雑誌で取り上げられている「最大公約数」の情報を掴めれば、今のトレンドをミスなく掴めるというわけだ。
- トレンドに流されないためにはトレンドを客観的に眺める必要があるわけで、そういう意味では凄く良いトレーニングだと思います。継続できてこそだけど、来週やってみよう。
- P.97 さらには、「口コミ効果のある人」になれるとベストだろう。「あの人のところに行くと、新しい情報が手に入る」「あの人に情報を伝えると、いい筋に情報を広げてくれる」。そんなブランドができあがると、よりバリューは上がる。そのためにあなたがすべきことは、同じ情報をあちこちで繰り返し話すことだ。大抵の人はつかんだ情報を一度口に出すとすっかり満足してしまうものだが、繰り返し繰り返し、あちこちで情報をばらまくと、自分を発信源とした情報がどんどん拡散していくことで、「口コミ効果のある人」というブランドが世に広まることになる。
-
- 誰にでも話せる鉄板ネタを意識的にリストしてメンテナンスし続ける努力みたいのは役に立つかもしれない。
- P.103 余計な先入観を持たず、子供のようにどんなことにも好奇心を持って面白がってみる。
- P.121 思い切って行動をした結果、失敗に終わったとしても、そこから学ぶことはむしろ、成功から学ぶことよりも大きかったりする。失敗もまた、立派な自己投資と言えるのだ。自己投資も長い目で見れば、貯金。特に20代のうちは預金通帳にではなく、経験に貯金することをオススメしたい。
- P.134 たとえ薄くでも何らかの形でつながっていれば、いざビジネスを一緒にやりたいと思ったときに声をかけやすくなる。相手だってまったく知らない人から声をかけられるよりは、多少なりとも面識のある人から話が来たほうが、安心して引き受けることが出来るだろう。忘れられないことは才能でも何でもなく、日頃のマメな努力なのだ。
- 継続的な情報発信の目的を何らか「フックさせる」ことから一段落として「忘れられない」にすることは継続性の実装に大きな役割を果たしそう。
- P.145 仲良くなりたいと思わせるためには「仲良くなれそう」な雰囲気を積極的に出すことも忘れてはいけない。一般的に仲良くなれそうな人というのは、人当たりがよかったり、とっつきやすかったりなど、相手に余計な緊張を与えない。話しかけにくそうなオーラを出していたり、受け答えが単調で無愛想だったりするのは、ミーハーとして問題あり。人気者であることをアピールしたいがために忙しそうにするのも、話しかけようとする人に気を遣わせてしまうので逆効果だ。実際はそうでなくても、暇そうに見えるくらい余裕な感じで構えているほうが、確実に人は寄ってくる。
- これがなかなか出来ない。。。どれだけ損してるか。
- P.148 人脈は停滞させず、水の流れをよくするように常に動かしておいたほうが、プラスをもたらしてくれる。ミーハーは快楽的な生き物なので、ラクな方、楽しいほうについ流されてしまいがち。でも、いつも同じ人と御飯に行くより、いろんな人と積極的に会って色んな話をしたほうが、生産的な関係を保っていられる。どんなに親しい間柄でも、心地よい緊張感を味わえるような、つかず離れずの関係が理想的だ。