アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)
- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 新書
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斬新なアイデアを生み出し続ける為の仕組みづくりとして、インプット/アウトプットの手法について非常に具体的に分かりやすくまとめられています。
本作に限りませんが、小手先の話じゃなくて、きっちり土壌から造り込んでいく、というスタンスで一貫されているのが素晴らしいですよね。
さすがに実践できる人は限られてくるんでしょうけど、昔に比べるとツールが充実してるので障壁の下がり方は半端じゃないですよね。一方で、仕組み自体の進化スピードが尋常じゃない、ってのもありますが。
ツールに使われる、なんてことにならないように本質の部分を高めるトレーニングが欠かせないなぁ、と思う次第です。しかしこのメモ、だいぶ手抜きだ。
メモ:
- P.16
- P.30 純粋に未知の現場に飛び込んで「察知のアンテナ」を張り、気になる情報に集中してみることが大切で、あまり事前に調べすぎない事。たくさん本を読んでからフィールドワークに出ると、どうしても「本の内容を確かめたい、検証しよう」とする意識が生まれてしまう
- P.46 70%はコアビジネスに投資、20%は自分のコアビジネスに関連するビジネス分野に投資、残りの10%は全く違う分野に投資する。この割合で、自分のセクション業務の他に、ある程度のバッファーを持ち、いろいろな情報をかけ算する余力が出て来ると、アイデアの種が発芽しだします。
- P.99
- P.168 企画書の基本項目
1.目的/目標(目的=質的、目標=量的、数値的)
2.現状の問題と課題(現状の分析結果からの戦略と戦術の方向性示唆)
3.コンセプト(戦略①:基本的な考え方の提示)
4.顧客(戦略②:想定する顧客の提示)
5.コンテンツ(戦術:考え方に基づく施策内容)
6.作業工程(手順:誰が何をするのかの順序)
7.スケジュール(時間:いつまでに何をするのかの目安)
8.予算/収支予測/市場へのインパクト(予測:この企画で何が変わるのか、何が生まれるのかの想定)
9.コンテンテンジェンシープラン/シナリオプランニング(失敗の予測と対処):予備
P.199 場所の情報から、発見や視点を指摘して、プレゼンテーションの内容にブリッジする。その場にある情報を取り入れて、聴衆とのボンディングをうまく行う事。その場の情報は、地理的情報や歴史情報、交通手段など、誰もが共有できる情報がベター。