日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 2/1号 [雑誌]


先週末、なんとなく熱海へ向かう道すがら新横浜の新幹線ホームにて購入。Associeの切り口というかテーマ設定って、いつも絶妙ですよね。たいして内容ないのは分かっているのに、毎回毎回どうしても気になってしまう。


今回は「今年こそ身につけたい大人の教養2011」という感じの新春特大号。ドラッカー、経済思想、三菱4代、戦後政治史などから哲学やオペラワインにサッカーまで盛りだくさんです。さすがに浅い内容になっちゃいますが、きっかけが大事ですもんね。


教養の無さを嘆くことしきりですが、一方で身につけるべき教養って何なのか全く理解できていないしなぁ。共通の土俵で戦うときに無いと困るもの、みたいなイメージだけど、そもそも戦うシチュエーションにならないってのもまた、こまったもんです。


付録のCultivation Programでは教養を身につけるための課題を52週分リストアップしてくれてますので、何も考えずこなしてみるのもありですよね。所詮は自己満足、とか納得しておけばよいのかな。


メモ:

  • サムスンの営業利益が、ソニーとパナソニックの2社合計を2倍以上も上回るという事実には驚かされる。それどころか、日本の大手電機メーカー8社の合計分に迫るほどだ。P.38
    • どう考えても圧倒的だと思うんだけど、高安さん曰く「サムスンをはじめとするグローバル企業の活躍と韓国経済は、そのまま連動しているわけではありません」とのこと。国の没落とグローバル企業の繁栄が両立する世の中を想像すると、なんか面白いことが考えられそうな気がした。


  • 文化に限らず、この1世紀ぐらいの流れを一言で表すと「大衆化」なんですよ。情報も大衆化して、経済も大衆化して、文化も大衆化して、あらゆるものを大衆、別の言葉で言うと「マーケット」が決定するようになった。P.66


  • 農家が顧客ニーズに対応し、レベルアップして、農水省の役割が無くなってきている。そこで、自給率という数字を編み出し、わざと低く見せて、国民に危機感をあおっている。まさに自作自演です。P.75


  • 高価なダイエット器具を買うぐらいなら、厚生労働省のホームページから報告書をダウンロードして、バランスよく食べて歩く。これでいいのです。P.123