仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/07/16
- メディア: 新書
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保育園の送り迎えをしたいという建前と、満員電車に揺られる毎日から解放されたいという本音があいまって、在宅勤務をはじめとするオフィスにこだわらない働き方に憧れまくっている今日このごろ、なんとか実践するべくいろいろとヒントを求めている中で、前から気になってた本書を手に取ってみました。
内容的には、実際にノマドワーキングな方々の魅力的な日常を紹介しつつ、それを実践するために必要な心構えやスキルを解説して頂いてるんですが、半分ぐらいはITツールの紹介になっちゃる感じ。もっとリファレンスワーカーをたくさん紹介して欲しかったなぁ。
ていうか、この手の本にありがちだけど、P.195みたいにサービス名とURLだけでページ稼ぐようなマネは止めたほうがいいと思うんだけど。
気になったこと
- パーマネントコネクティビティ
- 相手の顔を想像できるような状態で、つねに仲間や同僚、家族とネット経由でつながっている状態を、パーマネントコネクティビティ(永続的な紐帯)というんですって、いい言葉/概念を覚えた。
- ノマドワークスタイルを実践するのに必要なスキル
- アテンション(注意力、集中力)をコントロールする
- 情報をコントロールする
- 仲間とのコラボレーション(連携、協調)をコントロールする
- アテンションコントロールは
- 自律へとつながる
- レジリエンス(困難に適応して乗り越える能力)を生み出す
- クリエイティビティを作り出す
- ACDC
- Acquisition(取得)
- Classify(整理)
- Dig(掘り下げ)
- Collaborate(連携)
アテンション/リラックス/オフの流れを把握し、活用すること
- ペンシャープナーを作っておこう
- 文章のカンを鈍らせないために読む本や、原稿を書く前に読むお気に入りの文章
- カプセルホテルと黒川紀章さんとホモ・モーベンス
- 中産階級のなれの果て「バーチャルノマド」byアタリさん
- 一日中部屋に閉じこもってグーグルのサービスにどっぷりとつかりながら、iPodやDSやWiiやケータイを一心不乱に使い続けて時間を過ごすようになり、肥満に悩まされる
- 肉体的には定住しているのに、心の中だけで旅をした気になっているかわいそうな人たち
- 最後に、非常に克服しがたい希少性のあるものとは時間である(!)
やること
- スカイプチャットは便利そうなので使おう
- どこでもオフィスの日、を作って実践してみよう
- ペンシャープナーリストを作ろう
- 週に1回はメディアマーカーのメンテナンスをしよう(読書会の際にでも)