うれしい結婚式

twitterと読書メモばっかりになってますが、ちゃんと生きてはいます。


昨日は古い友人の結婚式に参加させて頂いたんですが、雨の予報はどこへやら、暑すぎるぐらいの晴天でしたね。んー、雨男じゃなかったっけ?


いい式だったなぁ。ファシリティの豪華絢爛度合に比べると落ち着いた感じの演出ではありましたが、その分、心の通じる披露宴っていう感じの温かさが印象的でした。なんか久しぶりに人の幸せを喜べた気がしますわ。ていうか皆、もっと幸せになろうね(笑


友人代表で挨拶みたいな大役を仰せつかりまして、いつもどおり適当に喋っちゃいました。せっかくなら手紙で渡せばよかったな、とか思いながら事前に原稿書くほどの甲斐性もないし、かろうじて思い出しながらメモ。


そんなに悪い内容じゃない気がするんだけどね。ほんとにオメデトウ。うれしい限りだ。


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xx君、xxさん、それからご親族の皆様、御列席の皆様、本日は誠におめでとうございます。


xx君とは小学校以来の友達なんですが、このような場に呼んでもらうことができて本当にうれしいです。ありがとう!


えぇ、なにしろ付き合いが長いもんで、もう20年以上ですよ。知ってました?


20年の付き合いって、家族以外にはいませんので、そういう意味では人生で初めての友達ってことになるんでしょうか。


さて、何を話そうかさっき電車の中で一生懸命考えたんですが、まぁ、とにかく一緒によく遊びました。


いくつか振り返ってみると、当時は変なテンションに流されて、楽しくてしょうがなかったことが、今思えばいったい何でそんなことを?ってのがあったりします。


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たとえば、ざりがに食べたり?


小学校の裏に池みたいのがあったんですけど、ある時、ざりがにが大量発生してたんですよね。それで皆で茹でて食べちゃおうぜ、と。


ざりがにが大量発生したからって、べつに食べなくてもいいじゃん、って話ですよね。家帰れば、何か食べモノあるでしょうに。


池のほとりで火を起こして、お湯を沸かして食べましたねぇ。ていうか、貪り食ってましたねぇ。おいしかったのは覚えてます。


でも火が大きくなりすぎて近所の方に通報されちゃったんですよね。学校の先生が飛んできまして、そのまま職員室直行で反省文でしたっけねぇ。


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あと、自転車で筑波山へ行くのも流行ってましたねぇ。


みなさんご存知ないかもしれませんが、白井から筑波山って結構距離あるんですよ。往復したら120km以上あるわけですけど、いまどきのロードバイクとかじゃなくて、ただのお子様用のチャリですよ。これを皆で自転車こいでいくわけです。


しかも誰が言い出したか知りませんが、頂上から日の出を見たいとかいう奴がいて、いや、xx君じゃないと思うんですが、しょうがないから夜中に出発するんですよねぇ。


暗闇の中、小学生が大量に田舎道を自転車で走ってるのって、それだけで結構シュールな絵のような気がするんですが。


パンクにも負けず、音を上げる友達を励ましつつ、やり遂げた時の達成感は格別でしたね。


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川に流されたこともありましたねぇ。あの頃の子供達って何か冒険に憧れてるところがあって、よく利根川をゴムボートで下るための作戦会議をしてたんですが、近所に神崎川ってのがあったんです。


そこへある時すごい台風がきまして、これはチャンスだろうという方がいらっしゃって、いや、xx君ではないと思うんですけどね。


普段はオトナシイ川が、もう豹変してまして、荒れ狂った神崎川に雨の中、ボートを持っていくわけです。


現場についてみると思ったより川の流れが激しくて躊躇してたんですが、xx君は男らしいんですね、自ら率先してボートに乗り込んでいく。


で、「ちゃんと押さえてろよ」とか言われたんですが、なんか間違って手を放しちゃったんですよね。いや、前フリにしか聞こえないでしょう。


もうあっという間にボートは濁流の中です。


「xx−!」と叫びながら見送った彼の背中を、一生わすれることはないでしょう。


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そんな感じの思い出を語りだしたらもうキリがないわけですが、話をまとめる方向で行くと、わたしはxx君にすごく感謝してるんです。


昨今、人間関係が難しい世の中みたいに言われてますよね。わたしの世代でもそうですけど、もっと若い人たちのなかには、どういう風に人と接したらいいか分らない、みたいな人もいるみたいで、結構な社会問題になってるかと思います。


結局、モデルを持ててないんだと思うんですよね。


自分にとっての相性のいい友達を作っておいて、自分にとっての理想的な人間関係みたいのをつかんでおけばいいんだと思うんです。


自分の気持ちいいところを押さえておけば、あとは、わりと柔軟に対応していけるんじゃないかな、と。


相性の良さというと、子供のころから20年以上も一緒に遊んでますけど、それでも飽きることがないというか、いまだって別れ際には、少し遊び足りないような感覚をくれるxx君は、自分にとっては本当に相性のいい友達なんですよね。なんか恥ずかしいけど親友と呼べる数少ない友達だと思ってます。


それから、やっぱり生きてるとそれなりに辛いこととかあって、ときには塞ぎ込みたくような時もあるわけですが、むかし一緒に遊んでた思い出というか、一緒に何かやり遂げた思い出、成功体験。


みんなで苦労した先にあるものの素晴らしさを、知っているということ。これに救われたことは数しれません。


そんな体験を共有できる親友を、人生の早い段階で得ることができた。


このことが私の人生をどれだけ豊かなものにしてくれたか。


これはもう感謝してもし尽くすことはできないわけです。


言葉で伝えきることはできませんが、本当にありがとう!


なんてことを思ってるのは、たぶん私だけではなく、白井で一緒に遊んでた仲間たち、名古屋とか中国とかアメリカでのお友達、きっとみんな同じだと思います。


何なんでしょうね、なんか不思議な魅力を持ってるんでしょうね。


ありきたりな言い方をすれば、いつでも誰にでも好かれる人気者。そして、人間を大事にする男。


まぁ、そんなxx君ですから、これからの結婚生活も幸せなことは間違いないでしょう。


わたしからのお願いとしては、お互い色々と生活環境は変わっていくんだけど、
たまには時間を作って、一緒に楽しく遊びましょうね、ってところでしょうか。


なんかオチがありませんが、こんなかんじで挨拶にかえさせて頂きます。


どうぞ、末永くお幸せに。


今日は本当におめでとう!
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