減らす技術 The Power of LESS

減らす技術 The Power of LESS

通勤時間が長くなったことによる唯一の収穫、それは読書に割り当て可能な時間が増えたことです。まぁ、だからって真剣に読み込む必要のある書籍じゃなくて、どうでも良い暇つぶし的な本ばかりですが。そんな感じでたいした期待もなく手に取ってみましたが、意外と役に立ちそうな感じ。


「あれもやろう、これもやろう」と欲張った目標設定だと、成功率が下がるどころか、いま何やってたんだっけ、ってなりがちですよね。かといって、「今日これしかやらないし」なんて開き直っても、他の事が気になったり、そもそも環境が許さない（＝色々と割り込まれまくり）のが現実。


そんな生産性低下スキームを如何にして打破するか。とくに、方向性の提示だけじゃなくて、具体的に何をどうしたら実現できるか、ステップバイステップで必要以上に親切というか、むしろお節介なくらいhow toまみれです。甘やかしすぎじゃない？


制限することのメリット、どういう基準で制限するか。シンプル化された小口の目標を集中して個別撃破することの大切さ。その積み重ねを、どう習慣化していくか。対象は仕事だけじゃなくて人生設計とか健康管理まで。みたいな内容。


以下メモ。

• 制限値を決め、習慣化する。（たとえば、何？）
  • ステップ１：現在の回数を把握して制限値を決める
  • ステップ２：1週間試す
  • ステップ３：新たな値を試す
  • ステップ４：繰り返して続ける

• 本質に迫ることを見極める9つの質問、は面白くないので書かない

• シンプル・インターネットは、必要以上にWebの世界を彷徨って大切な時間を浪費してしまわないようにするために「インターネットの使用状況を自覚して、目的をもって計画的に使いましょう」という教え。あたりまえだけど、なかなかビルトインできていない。遠ざけ過ぎることは時として致命的なため、悩ましい問題でもある。まぁ、ちゃんと自分をコントロールできる人は悩まないんでしょうけど、自分は悩んでます。

• メールの自動着信を切ってみたり、調べ物は一旦バッファエリアにリスト化して、集中的にタイムトライアル的に。オフライン環境を戦略的に活用。この辺は早速ためしてみる。

• 朝ルーチン、夜ルーチン。この前のMyクレドなんかもそうだけど、そのチェックプロセス、とくに実績の記録をRFIDあたりで自動化してみよう。紙や画面に入力する以外の方法は、なんか副次的な効果を言い訳的に付加しやすそうじゃん。おぉ、イケる気がする。