The Creative Habit: Learn It and Use It for Life

The Creative Habit: Learn It and Use It for Life

The Creative Habit: Learn It and Use It for Life


割と昔から、己の創造性の欠如に関して絶望するシチュエーションが多かった。才能が無い人間に限って、他者のそれに対する憧れ/妬ましさは人並み以上に抱えてたりするものだと思う。自分もそう。


最近すこし考え方が変わったのは、ある領域に限定されたある程度の創造性であれば、経年蓄積というか努力の積み重ねで実装する事ができるのではないか、というあたり。専門性の深化をトリガーとした創造性の発露。極端な話、よっぽどの不適合領域でない限り、誰でも時間をかけて努力すれば、創造性に関してそこそこのレベルには達する可能性は低く無いということ。


*もちろん(というか残念ながら)、自分がそのレベルに達しているという自惚れを持ち得るほどの成果を上げるには至っていない。


以下、メモ。(前述の著作というより、某雑誌のインタビュー記事によるところ多し)

  • 創造は心身の没頭から生まれる。
  • 創造性は「習慣」と「勤勉」の成果であり、そのためには「模倣」と「学習」が欠かせない。
  • 模倣に励むことは自分らしさを失う事とは違う。
  • 模倣と学習は異なること。自分のものにしたいのは、やり方?問題そのもの?
  • あえて変化に努めること。習慣と同じぐらい大事。
  • 卓越性の追求には失敗が不可欠であること。失敗を正しく理解しよう。なし崩しの失敗ではなく、全く新しい何かに挑戦しての失敗を密かに積み重ねたいよね。
  • 厳しいルールを自らに課すこと。妥協せず全てをひっくり返すくらいの意気込みが必要。それ以外に方法はない。
  • 楽観主義者でenthusiastであること。
  • 書籍に師を探すこと。メンターに選ばれるのではなく、選べば良い。
  • 体を動かすこと。運動は無意識に脳を刺激する。
  • 他人の成し遂げた偉業に恐れをなす必要なんてない(!)



余談。創造性が先天的な資質であるという理解を覆す本書ではあるが、努力を継続する才能を先天的に持っている者が創造性を持ちうるということであれば、結局、間接的にではあるが先天的な資質が創造性を生み出すと言えるのかな。