壁紙と生産性

昔から百式は大好きなのですが、LifeHacksPress出版記念(?)ということで、
自分のなかでは割と良いと思ってる生産性向上の手法の1つをまとめてみました。


題して、壁紙をToDoリストとして使うと思いのほか便利だった、です。


元々シンプルな壁紙が好きで、ずっと無地で使ってました。
さすがに味気ないなぁ、と思いつつ気に入った壁紙が見つからなかったので、
たまには自分でデザインしようと思い立ったわけです。


とはいえ、たいしたセンスを持ち合わせているわけでもないので、
無地に色々と線を入れる程度のことをしてたわけですが、
単純に線を入れることで、壁紙をいくつかに区分けするようなイメージが沸いてきました。



で、ためしに3つの区画を作成して、それぞれ下記のような役割を与えました。




(1)のエリアには、日常的に使用するアプリケーションへのリンクを配置。

MyDocumentだったり、その中の利用頻度の高いフォルダだったり、
ファイルサーバだったり、エディタだったり。
とにかく良く使う情報/APへの入り口となるものを配置してます。
*「クイック起動」との使い分けはあまり考慮されていません。

(2)のエリアには、短期的(ex.本日中)に処理/整理する情報を一時保管。

作成中の提案書だったり、見積もりだったり、レポートだったり、
Webで見つけた情報へのショートカットだったり、なんかのシステムの中間ファイルだったり。
とりあえずは、このエリアに一時保管してしまいます。
構造的に整理されたフォルダに隠すことはせずに。
ここに表示されているアイコン群が、すなわち可及的速やかに完了させるべきToDoリストとなります。
作業が完了したら、しかるべき場所に移動します(*)。

(3)のエリアには、中期的(ex.今週中)に処理/整理する情報を一時保管。

完了までに時間のかかるもの、ゆっくり仕上げたいものはこちらへ。
(2)のエリアの成果物が、(3)で熟成されるのはOKです。


(1)とか(3)はどうでもいいんですが、
(2)は思いのほか便利であることに気が付くのに、さほど時間はかかりませんでした。


要は、食べかけの情報/ファイルをそのままデスクトップに表示させる、ということなのですが、
残作業のボリュームが目に見える、しかもその情報/ファイルを開けば即座に作業再開できてしまうんですね。


ほんとは作業発生の次のタイミングで作業完了させるのがベストなんでしょうけど、
すべての作業がそんなにシンプルではないので、この仕組みは重宝してます。


仕事が溜まると、ToDoリストが(2)のエリアから溢れ出し、順調にデスクトップが汚れていきます。
プロジェクターに自分のデスクトップが写らない日は無いような生活だと思いますから、
汚れたデスクトップを見られるのは嫌だなぁ、というのも作業のスピードアップに貢献したりしなかったり。
まぁ、金曜ぐらいになると結構アイコンが散りばめられちゃってきますけど(笑


あと、普通はToDoリストを見て、そこからTaskを認識して、
それを完了させるためには具体的に何をするか(pptを立ち上げるのか、xlsを立ち上げるのか、etc)を考えて、
対象となるファイルを開いて、ようやく作業開始となるんだと思うのですが、
デスクトップを汚しているアイコンをクリックするだけで、即座に作業が再開できてしまう訳です。
ToDoリストを見てから、作業に入るまでの一呼吸すら省略したい、そんなあなたにピッタリです。


どちらかというと、ToDoリストって構築過程こそ大事なポイントだと思ってまして。
私の場合は、電車の中とか休日とかはCheck*Padを見ながら色々と考えこみます。
Check*Padはデザインもコンセプトも素敵です!


*最近は強力な検索エンジンが簡単に手に入ってしまうので、作業完了後のファイル保存先とか、
フォルダ構成とかには無頓着です。非常に大雑把なくくりで保存しておいて、
何らかのデスクトップサーチで拾い上げれば無問題ですよね。


ちなみにLifeHacksPress→http://www.ideaxidea.com/archives/2006/03/life_hacks_pres.html